プロフィール

大塚麻衣美|スポーツメンタルコーチ

プロフィールをご覧いただきありがとうございます。
スポーツメンタルコーチとして、これまでの経験を通じて感じてきたことを、このページで丁寧に綴らせていただきました。

競技者としての学生時代、そして水泳のコーチを経てスポーツメンタルコーチとしての現在
それぞれの立場で見つめてきた心の動きや葛藤を、少しでも共感していただけたら嬉しいです。

大塚麻衣美 プロフィール写真

感情が交差する瞬間

これ、どちらも選手をしていた学生時代の私です。まったく真逆のことを言っていますが、選手を経験する中でそう思い始めるきっかけがありました。

ポジティブな感情

大会はベストを更新できてワクワクする

ジュニアオリンピックは最高の舞台で楽しかった

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ネガティブな感情

大会は泳ぐのが怖くておなかが痛くなる

ジュニアオリンピックは最恐の戦場で苦しかった


学生時代の自分も、今コーチとして関わる選手たちも、ワクワクと恐怖という真逆の感情を同時に抱えていることがあります。その両面を経験してきたからこそ、私は選手に寄り添えるのだと思います。

選手時代の葛藤と挫折

高校最後の夏、私は静かにゴーグルを外し、選手生活に幕を下ろしました。小学6年生の秋からずっと競泳選手として毎日のように水と向き合ってきました。

元々私は練習が苦手で、練習もメンタルも弱い選手でした。 中学時代は学習塾に通っていたこともあり、選手コースに在籍しているにも関わらず、まともに練習に出席していたのは週に3日程度。低血圧のせいか朝が苦手でなかなか起きられず朝練に行かずに休むこともよくあったし、練習メニューができなさそうな内容だと聞いただけで泣くし、全国中学・インターハイ出場選手が参加する強化合宿では長水路のプールで周回遅れになる程のもので……こんなんでよく選手をやっていたなと思います(苦笑)。

選手を始めた頃は泳げば泳ぐ程どんどんタイムが速くなっていくし、泳ぐ組がどんどん後ろの組になっていったり出場できる大会のレベルが上がっていったり、速くて憧れていた選手に近づいていったりして、泳ぐのがとにかく楽しかった記憶があります。だからこそ、大会に出られるのをいつもワクワクしていました。

中学2年生で初出場した関東大会の50m自由形でベストタイムを更新し、予選を2位で通過。決勝では水を飲んでしまうアクシデントに見舞われ順位を落としたものの3位で表彰台に上がり、全国大会の標準記録に届いたことをきっかけにもっと速くなりたいと思い始めます。同年度末には同種目でジュニアオリンピック初出場を果たし、東京辰巳国際水泳場で泳ぐという夢を叶えますが、心から楽しいと思っていたのもそう長くは続かず、中学3年生で全国大会出場を果たす頃には既にタイムの伸びは思うようにいかなくなっていました。

高校進学のタイミングでもっと上のレベルを目指したいとスイミングスクール移籍をしましたが、強豪チームの凄さを痛感。レベルの違いに圧倒され、練習についていけず、練習の邪魔をしているのではないかとますます苦手意識を強めていきます。優しい先輩や後輩に救われながらも、思うように練習できない苦しさが日々募っていきました。

中学生の頃とは違い、今度こそ毎日泳げば強くなれると信じて努力しましたが、疲れが抜けない体に悩まされ、自主的に始めたバイクトレーニングで足の甲の靱帯を損傷。得意だったキックを使えなくなり、タイムは下降。いつの間にかレース当日はウォーミングアップが始まるときまって腹痛が起こるようになり、薬を飲んでも治まることはなく、必ずレースが終わった途端に痛みが治まるという状態に…。気付けばスタート台に立つのが怖くなっていました。


移籍から1年が経つ頃、高校2年生の夏のジュニアオリンピックにリレーで狙えるチャンスが訪れます。しかし、タイムが出せない日々が続く中で先輩方と組むチームに足を引っ張るレースが続き、申し訳なさと恥ずかしさとでずっと逃げたい気持ちで苦しみ続けます。私の不甲斐ないレースでも先輩方のおかげで無事にジュニアオリンピック出場を決めますが、その夏、あまりの苦しさに、泳ぐことが嫌になり、水を見るのも辛くなって引退を考えます。小学校の卒業文集に”水泳選手になる!”と書いていた私が、なぜこうなってしまったのか……

選手時代の挫折からの気付き

高校2年生の夏のジュニアオリンピック後、コーチに『辞めたいです・・・』と打ち明けます。しばらくお休みをいただいて考えることになり、答えが出せぬまま1ヶ月近く経った頃、ようやく本当の気持ちに気付きます。やっぱり泳ぐことが好きなんだ!たとえタイムが思うように出せなくても最後までやり切りたい!と・・・

悩んだ結果、環境を変えることを決意。スイミングを辞め、中学生時代の顧問の先生の元でご指導いただくことにしました。高校最後の夏まで一年を切っていましたが、逃げたい気持ちから泳ぎたい気持ちに気付き歩み始めた再出発の道は夢中になる生活に少しだけ戻れていたような気がします。

中学生までお世話になったスイミングのコーチにも、高校入学のタイミングでお世話になったスイミングのコーチにも申し訳なさがありましたが、周りを気にして苦しくなってしまった私には自分に集中できる環境が心地良かったのかもしれません。お世話になったコーチや先生方への感謝の気持ちと同時に弱いから逃げたんだ・・・という思いはずっと消えませんでしたやり切れた達成感は大人になった今も力になっています。

挫折をしたからこそ水泳が好きという気持ちに気付き、今度は選手としてではなく指導者として水泳に携わっていきたい、お世話になったコーチや先生方へ恩返しがしたいと次の道に進むきっかけにもなりました。

水泳のコーチとしての気付きから今の道へ


引退後は水泳のコーチを目指す為、体育大学へ進学し、在学中にスイミングスクールにてアルバイトで指導経験を積みました。 大学卒業後はスイミングスクールへ入社し、0歳児から80代まで幅広い年齢層の会員さんの指導にあたりました。“強く、速く、逞しい”選手を育てたいと選手強化にも携わり、日々奮闘。ジュニアオリンピック出場選手を多数輩出することもできましたが、私の中にはクリアになっていない気持ちが残っていて選手に寄り添い切れていない葛藤を持ち続けていました。

そんな中、”スポーツメンタルコーチ”という存在を知ります。スキルを指導する立場にありながら、選手と共に目標達成に向かうにはメンタルも大事だと思っていた私は、次第に水泳のスキル以外でも支えになりたいという気持ちが強くなり、スポーツメンタルコーチへ転身を決意することに。18年務めたスイミングスクールを退社し、スポーツ心理学や脳の仕組みについて本格的に学び始めたのです。

正しい努力をすれば結果は出せる――今だからこそわかります。
そのためには目標設定が大事で、 結果にふさわしいメンタルを手に入れることが必要だと・・・

メンタルが強いか弱いかではなく、その定義は人それぞれ曖昧です。それぞれに合った考え方があって、捉え方次第で目標達成に近づいていくことができます。それに気付けるかどうか、そのサポートをするのが私のミッションです。スポーツを一生懸命に頑張る選手、悩みを抱える選手や保護者のサポートに携わり、「その競技に対して”頑張る”よりも”夢中に”!!」できるようなスポーツメンタルコーチを目指しています。

スポーツを、もっと楽しく。