『ありがとう』という言葉をあなたは今日、何回言いましたか?
保護者に仲間に、コーチにスタッフに、そして自分自身にも。練習道具や練習場所へも言えていたでしょうか?
私は寝る前、一日を振り返って今日あった小さな感謝を一つ考えてから眠りにつくことを日課にしています。なぜなら、感謝の言葉はただの“マナー”ではなく、心と体を整える“スイッチ”でもあるからです。
心理学の研究では、「感謝の気持ち」を意識するだけでストレスが軽減されたり、幸福感や回復力、やる気や集中力が高まることが分かっています。“ありがとう”を言うことは、自分に「支えてくれる人がいる」「一人じゃない」という安心感も与えてくれます。
パフォーマンスが上がらない時、自分を責めそうになる時、『ありがとう』を思い出してみてください。
例えば——
送り迎えをしてくれる家族に『ありがとう』
一緒に練習してくれる仲間に『ありがとう』
練習できるこの環境に『ありがとう』
毎日頑張っている自分に『ありがとう』
この小さな習慣があなたの心を整え、実力を引き出す力になります。
感謝は心と体のエネルギー源となり、『ありがとう』は前向きな思考を生み出せるようになる魔法の言葉です。ポジティブな感情は視野を広げ、創造性や判断力、柔軟性を高めるなどパフォーマンスを高めることに繋がります。是非、試合前や練習後、ちょっと疲れた時に『ありがとう』を声に出して自分の中の“前向きスイッチ”が入るというのを体感して欲しいです。
明日また一つ成長する為に。まずは今日、誰かに『ありがとう』を届けてみましょう。そして、つい忘れがちになってしまうのが自分への感謝。自分自身への『ありがとう』も大事にしてくださいね。